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【SANSE SANSE】
strong zero

「来たわよ!」ボロボロになったジーンズを見れば、ここまで来るのがいかに大変だったかはよくわかった。
しかし自分の気持ちに正直であることを優先しようとした瞬間「帰れ!」と俺は叫んでいた。
このままでは共に駄目になるだけではないのか。
大丈夫だ、ゼロより下に行くことはない。そう彼女に伝えたかったのかもしれない。